浜名湖網干し場横サビキ釣り

　朝5時に目が覚めたので、久しぶりに近所の福田港に行ってみることにした。

　エサ屋でアミエビとトリックサビキ3号を買って、アミエビを溶かしてもらいながら話を聞いてみると、
　「先週は良く釣れていたけれど、今週は潮が動かなくてダメだね。きたない潮が港内に入ってよどんでいる。日曜からは長潮で潮が入れ替わりそうなのだけど。」
　・・・って、オイオイ。もうアミエビ溶けてしまっているんだけど...。

　6：00に港に行ってみると、岸壁はほぼ人で埋まっている。親子連れ、友達同士や彼女連れ、おじさん連れなど、いろいろ。
　しかし、誰も釣れていないし、魚を持っている人もいない。見れば見るほどやる気を削がれる。竿を出すのはやめて、帰ることにした。

　しかし、アミエビはどうしよう。こんなの冷凍庫に入れたら、おこられるなあ。
　・・・そうだ、浜名湖に行ってみよう。

　ということで、30分走って、すごく久しぶりの表浜名湖の網干し場到着。
　しかし、表側を見てみると、下げ潮がきつくて釣りにくいみたい。舞阪港側の堤防内を見てみると、釣りをしている人は多いものの、やっぱり困ったことに、誰も魚を持っていない。タコ釣りの人が多く、こちらはそれなりに釣果が出ている。

　しばらくボーっと見ていたら、まん中あたりのおじさんが、カタクチイワシを1匹釣り上げた。今日、はじめて見た魚。よし、ここでやってみようと腹を決めた。

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　買ったばかりの5.4mののべ竿に、トリックサビキ3号、アミエビ。
　まわりはみんな、コマセなしでやっている。
　とりあえずスプーンでコマセを撒いたら、アジが連れだした。カタクチイワシも釣れる。ネコマタ（ヒイラギの子供のこと）や大き目のサッパも混じる。結構楽しい。
　潮が強く流れているので、僕の下流の人たちにもコマセが効きだして、みんな釣れる。コマセが切れるとみんな沈黙する。またコマセをまくと、みんな一斉に釣れる。なんだか指揮者になったみたい。
　トリックの僕にはマアジが多く、隣でチカを出しているおじさんは、イワシやサッパが多い。ここでシラスを使えば、マアジが入れ食いになるのだろうな。
　今年は、釣果情報を見ていても、豆アジが多いようだ。去年よりたくさんアジが入ってきている。秋の湖奥のサビキ釣りが楽しみ。去年はちょっと寂しかったから。
　釣果情報では豆アジ8cmまでとなっていたが、10～13cmも混じった。晴れ間がでて明るくなってもマアジがかかる。活性は高いみたい。もっと朝早く来ていれば、たくさん釣れたかも。

　10:00近くなって、潮どまりが近づくと、だんだんイワシやサッパしか釣れなくなってきた。（湖内は外より潮の動きが遅いのです。）朝飯を食べていなくて腹が減ってきたので、納竿。
　子アジ12匹（最大13cm）、カタクチイワシ19匹（最大12cm）、サッパ2匹（最大15cm）

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　全部丸ごと唐揚げにした。