ハクレン

ハクレン（白?）は、コイ目コイ科アブラミス亜科に分類される中国原産の淡水魚。日本には1878年に最初に持ち込まれ、1942年に本格的に移入された。現在では本州、九州に分布する帰化動物。ただし、確実な自然繁殖が確認されているのは利根川、霞ヶ浦水系のみである。日本産のものは100cm程度。餌となるのは主に植物性プランクトンで、摂取する際には上流を向いてエラを開閉させ、水を吸い込みながら濾し取って食べる。湖沼富栄養化の原因のひとつでもあるアオコも食べるため、かつてはアオコ除去の目的で日本各地に放流された。魚体の大きさゆえに、ゲームフィッシングの対象とする釣り人もいる。中国では中華料理の食材として一般的で、各地で養殖され、販売されている。小骨が多いが、淡泊な味で、蒸し魚、唐揚げ、スープなど、各種の料理に用いる。[参考文献：Wikipedia]